海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の規定に基づく船舶の設備等に関する技術上の基準等に関する省令

2017年1月1日更新分

 

海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律(昭和四十五年法律第百三十六号)第五条第三項及び第四項、第五条の二並びに第五十四条の規定に基づき、海洋汚染防止設備等に関する技術上の基準を定める省令を次のように定める。

変更後


 第4条第1項

(ビルジ等排出防止設備)

法第五条第一項 の規定により船舶所有者が船舶に設置しなければならないビルジ等排出防止設備は、次の表の上欄に掲げる船舶の区分に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げるものとする。
船舶の区分 ビルジ等排出防止設備
一 総トン数四百トン未満の船舶及び総トン数四百トン以上の国際航海に従事する船舶以外の船舶であつて推進機関を有しないもの(以下「内航非自航船」という。) 油水分離装置
二 総トン数四百トン以上一万トン未満の船舶(内航非自航船を除く。) 1 油水分離装置
2 スラッジ貯蔵装置
三 総トン数一万トン以上の船舶(内航非自航船を除く。) 1 油水分離装置
2 ビルジ用濃度監視装置
3 スラッジ貯蔵装置

変更後


 第4条第2項

(ビルジ等排出防止設備)

前項の規定にかかわらず、総トン数四百トン以上一万トン未満の船舶であつて専ら政令 別表第一の五に掲げる海域(南極海域を除く。)を航行するものには、前項に規定する装置のほかビルジ用濃度監視装置を設置しなければならない。

変更後


 第6条第3項

(スラッジ貯蔵装置及びその配置の基準)

追加


 第6条第3項第2号ロ

(スラッジ貯蔵装置及びその配置の基準)

次の図に示す寸法のものであること。

移動

第6条第4項第2号ロ

変更後


 第8条第3項

(ビルジ貯蔵装置及びその配置の基準)

追加


 第9条第1項

(水バラスト等排出防止設備)

法第五条第二項 の規定により、船舶所有者がタンカーに設置しなければならない水バラスト等排出防止設備は、次の表の上欄に掲げるタンカーの区分に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げるものとする。
タンカーの区分 水バラスト等排出防止設備
一 総トン数百五十トン未満のタンカー 水バラスト等排出管装置
二 総トン数百五十トン以上のタンカーであつて専らいずれか一の国の領海の基線から五十海里以内の海域を航行するもの(国際航海に従事するものを除く。)、専らアスファルトその他の比重が一・〇以上の油を輸送するもの及び法第三条第九号に規定するその貨物艙の一部分がばら積みの液体貨物の輸送のための構造を有するものであつて油の輸送のための貨物艙の容量が千立方メートル未満のもの 1 水バラスト等排出管装置
2 水バラスト漲水管装置
三 その他のタンカー 1 水バラスト等排出管装置
2 水バラスト漲水管装置
3 バラスト用油排出監視制御装置
4 スロップタンク装置

変更後


 第14条第1項

(分離バラストタンク及び貨物艙原油洗浄設備)

法第五条第三項 の国土交通省令で定めるタンカーは、次の表の上欄に掲げるものとし、当該タンカーは、同表の上欄に掲げるタンカーの区分に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる設備を設置するものとする。
タンカーの区分 設備
一 載貨重量トン数二万トン以上の原油タンカー 1 分離バラストタンク
2 貨物艙原油洗浄設備
二 載貨重量トン数三万トン以上の精製油運搬船 分離バラストタンク

変更後


 第15条第1項第1号

(分離バラストタンク)

船の長さの中央における型喫水(キールの上面から喫水線までの垂直距離をいう。以下同じ。)は次の算式により算定した値以上であること。0.02l+2.0(メートル)lは、船の長さ(メートル)

変更後


 第17条第1項第1号

(貨物艙の構造及び配置の基準)

載貨重量トン数五千トン以上のタンカー(次条及び第十九条において「タンカー」という。)のすべての貨物艙の大きさ及びこれらの配置は、次の表の上欄に掲げる貨物油量(貨物艙等(貨物艙及びスロップタンク並びにこれらの区域にある燃料油タンクをいう。以下同じ。)のそれぞれの容積の九十八パーセントの量を合計したものをいう。以下この号において同じ。)の区分に応じ、次条の規定により算定した仮想流出量omがそれぞれ同表の下欄に掲げる算式により算定した限界流出量を超えないものであること。ただし、載貨重量トン数五千トン以上のばら積みの固体貨物の輸送のための構造を有するタンカー(以下この号において「兼用タンカー」という。)であつて、貨物油量が二十万立方メートル未満であるものについては、当該兼用タンカーの構造等を考慮して地方運輸局長が差し支えないと認める場合は、地方運輸局長の適当と認める基準によることができる。
貨物油量 限界流出量
二十万立方メートル未満 0.015c
二十万立方メートル以上四十万立方メートル未満 0.012c+0.003÷200,000(400,000-c)c
四十万立方メートル以上 0.012c
備考
 cは、貨物油量(立方メートル)

変更後


 第17条第1項第4号

(貨物艙の構造及び配置の基準)

載貨重量トン数五千トン未満のタンカーの貨物艙の縦方向の長さは、貨物艙の種類及び縦通隔壁(船側内側外板を除く。以下同じ。)の配置に応じ次の表に掲げる算式により算定した値又は十メートルのうちいずれか大きいものを超えないこと。
船側外板又は船側内側外板に隣接する貨物艙(以下「船側貨物艙」という。) 二以上の縦通隔壁がある場合 0.2l
一の縦通隔壁がある場合 {0.25(bi÷b)+0.15}l
bi÷bが五分の一以上であつて縦通隔壁がない場合 0.2l
bi÷bが五分の一未満であつて縦通隔壁がない場合 {0.5(bi÷b)+0.1}l
船側貨物艙以外の貨物艙(以下「中央部貨物艙」という。) bi÷bが五分の一以上の場合 0.2l
bi÷bが五分の一未満であつて、中心線縦通隔壁がある場合 {0.25(bi÷b)+0.15}l
bi÷bが五分の一未満であつて、中心線縦通隔壁がない場合 {0.5(bi÷b)+0.1}l
備考
 lは、船の長さ(メートル)
 biは、満載喫水線規則第三十六条に規定する夏期満載喫水線(同令第六十五条の二(同令第六十六条の規定により準用する場合を含む。)に規定する海水満載喫水線を有するタンカーにあつては当該海水満載喫水線、夏期満載喫水線及び海水満載喫水線を有しないタンカーにあつては同令第三章第一節及び第二節の規定により算定した海水満載喫水線に相当する喫水線。第十号、第十八条及び第十九条において「夏期満載喫水線」という。)の水平面において船側外板から船体中心線に直角に測つたそれぞれの区分に掲げる貨物艙までの距離の最小値(メートル)
 bは、船の幅(満載喫水線規則第七条に規定する船の幅をいう。第五号及び第七号並びに第三十二条において同じ。)(メートル)

変更後


 第17条第1項第5号

(貨物艙の構造及び配置の基準)

載貨重量トン数六百トン以上五千トン未満のタンカーであつて次号に規定する重質油タンカー以外のものの貨物艙は、次に掲げる基準に適合する位置に設けること。

変更後


 第17条第1項第5号イ

(貨物艙の構造及び配置の基準)

船側外板から直角に測つた距離がいずれの箇所においても次の算式により算定した値又は〇・七六メートルのうちいずれか大きいもの以上であること。ただし、すべての貨物艙の容積がそれぞれ七百立方メートルを超えないものについては、この限りでない。0.4+2.4(dw÷20,000)(メートル)   dwは、載貨重量トン数

変更後


 第17条第1項第6号イ

(貨物艙の構造及び配置の基準)

船側外板から直角に測つた距離がいずれの箇所においても次の算式により算定した値又は〇・七六メートルのうちいずれか大きいもの以上であること。 0.4+2.4dw÷20,000 (メートル) dwは、載貨重量トン数

変更後


 第17条第1項第7号イ

(貨物艙の構造及び配置の基準)

船側外板から直角に測つた距離がいずれの箇所においても次の算式により算定した値(二メートルを超える場合にあつては、二メートル)又は一メートルのうちいずれか大きいもの以上であること。0.5+dw÷20,000(メートル)   dwは、載貨重量トン数

変更後


 第18条第1項

(油の仮想流出量)

次条の船側損傷及び船底損傷による油の仮想流出量omは、次の算式により算定するものとする。 om=0.4oms+0.6ombomsは、次の算式により算定した船側損傷による油の仮想流出量(立方メートル)。ただし、貨物艙等の配置が左右非対称の場合にあつては、地方運輸局長の指示するところによるものとする。  oms=c3シグマps(i)os(i) iは、貨物艙等の番号 c3は、二の縦通隔壁を有する場合は、百分の七十七。その他の場合は一 ps(i)は、次条第一号により算定される船側損傷によつて貨物艙等iが損傷する確率 os(i)は、貨物艙等iの貨物油量(貨物艙等iの容積の九十八パーセントの量をいう。)(立方メートル)ombは、次の算式により算定した船底損傷による油の仮想流出量(立方メートル)  omb=0.7omb(0)+0.3omb(2.5) omb(0)は、次の算式により算定した潮位零メートルとした場合の船底損傷による油の仮想流出量(立方メートル)  omb(0)=シグマpb(i)ob(i)cdb omb(2.5)は、次の算式により算定した潮位マイナス二・五メートルとした場合の船底損傷による油の仮想流出量(立方メートル)  omb(2.5)=シグマpb(i)ob(i)cdb(i) pb(i)は、次条第二号により算定される船底損傷によつて貨物艙等iが損傷する確率 ob(i)は、ゼロトリム及びゼロヒールの状態において、次の算式により算定した貨物艙等iの下端からの高さ(メートル)の貨物油が貨物艙等iに残留するものとして算定した、貨物艙等iからの流出量(os(i)の一パーセント未満であつて当該貨物艙等が船底外板に隣接している場合には、os(i)の一パーセント。ただし、タンカーの構造等を考慮して地方運輸局長が差し支えないと認める場合は、それ以下の値とすることができる。)(立方メートル)  ((ds+tc-z1)ρs-(1000p/g))×(1/ρn) dsは、船の長さの中央における型基線から夏期満載喫水線までの垂直距離(メートル) tcは、潮位(メートル) z1は、船の長さの中央における型基線から貨物艙等iの下端までの垂直距離(メートル) ρsは、海水の密度 gは、標準重力加速度(九・八一メートル毎秒毎秒) pは、イナート・ガス装置によつて加えられる圧力の値(当該値が五未満である場合にあつては、五)(キロパスカル)。ただし、イナート・ガス装置が設置されない場合は、零とする。 ρnは、貨物油の密度(キログラム毎立方メートル) cdb(i)は、貨物艙等iの下面に接する区画が油のない区画の場合は、十分の六。その他の場合は一

変更後


 第19条第1項第1号

(貨物艙等が損傷する確率)

船側損傷によつて貨物艙等が損傷する確率psは、次の算式により算定した値とする。 (1-psf-psa)×(1-psu-psl)×(1-psy)
 psfは、次の表の上欄に掲げる船尾垂線から貨物艙等の前端までの距離を船の長さで除した値に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる値
船尾垂線から貨物艙等の前端までの距離を船の長さで除した値 psf
〇・〇〇 〇・九六七
〇・〇五 〇・九一七
〇・一〇 〇・八六七
〇・一五 〇・八一七
〇・二〇 〇・七六七
〇・二五 〇・七一七
〇・三〇 〇・六六七
〇・三五 〇・六一七
〇・四〇 〇・五六七
〇・四五 〇・五一七
〇・五〇 〇・四六七
〇・五五 〇・四一七
〇・六〇 〇・三六七
〇・六五 〇・三一七
〇・七〇 〇・二六七
〇・七五 〇・二一七
〇・八〇 〇・一六七
〇・八五 〇・一一七
〇・九〇 〇・〇六八
〇・九五 〇・〇二三
一・〇〇 〇・〇〇〇
備考
 船尾垂線から貨物艙等の前端までの距離を船の長さで除した値がこの表に掲げるものの中間にあるときは、一次補間法により値を算定する。
 psaは、次の表の上欄に掲げる船尾垂線から貨物艙等の後端までの距離を船の長さで除した値に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる値
船尾垂線から貨物艙等の後端までの距離を船の長さで除した値 psa
〇・〇〇 〇・〇〇〇
〇・〇五 〇・〇二三
〇・一〇 〇・〇六八
〇・一五 〇・一一七
〇・二〇 〇・一六七
〇・二五 〇・二一七
〇・三〇 〇・二六七
〇・三五 〇・三一七
〇・四〇 〇・三六七
〇・四五 〇・四一七
〇・五〇 〇・四六七
〇・五五 〇・五一七
〇・六〇 〇・五六七
〇・六五 〇・六一七
〇・七〇 〇・六六七
〇・七五 〇・七一七
〇・八〇 〇・七六七
〇・八五 〇・八一七
〇・九〇 〇・八六七
〇・九五 〇・九一七
一・〇〇 〇・九六七
備考
 船尾垂線から貨物艙等の後端までの距離を船の長さで除した値がこの表に掲げるものの中間にあるときは、一次補間法により値を算定する。
 psuは、次の表の上欄に掲げる船の長さの中央における型基線から貨物艙等の上端までの垂直距離を船の長さの中央における型深さで除した値に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる値
船の長さの中央における型基線から貨物艙等の上端までの垂直距離を船の長さの中央における型深さで除した値 psu
〇・〇〇 〇・九六八
〇・〇五 〇・九五二
〇・一〇 〇・九三一
〇・一五 〇・九〇五
〇・二〇 〇・八七三
〇・二五 〇・八三六
〇・三〇 〇・七八九
〇・三五 〇・七三三
〇・四〇 〇・六七〇
〇・四五 〇・五九九
〇・五〇 〇・五二五
〇・五五 〇・四五二
〇・六〇 〇・三八三
〇・六五 〇・三一七
〇・七〇 〇・二五五
〇・七五 〇・一九七
〇・八〇 〇・一四三
〇・八五 〇・〇九二
〇・九〇 〇・〇四六
〇・九五 〇・〇一三
一・〇〇 〇・〇〇〇
備考
 一 船の長さの中央における型基線から貨物艙等の上端までの垂直距離を船の長さの中央における型深さで除した値がこの表に掲げるものの中間にあるときは、一次補間法により値を算定する。
 二 船の長さの中央における型基線から貨物艙等の上端までの垂直距離を船の長さの中央における型深さで除した値が一を超える場合にあつては、当該値を一とする。
pslは、次の表の上欄に掲げる船の長さの中央における型基線から貨物艙等の下端までの垂直距離を船の長さの中央における型深さで除した値に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる値
船の長さの中央における型基線から貨物艙等の下端までの垂直距離を船の長さの中央における型深さで除した値 psl
〇・〇〇 〇・〇〇〇
〇・〇五 〇・〇〇〇
〇・一〇 〇・〇〇一
〇・一五 〇・〇〇三
〇・二〇 〇・〇〇七
〇・二五 〇・〇一三
〇・三〇 〇・〇二一
〇・三五 〇・〇三四
〇・四〇 〇・〇五五
〇・四五 〇・〇八五
〇・五〇 〇・一二三
〇・五五 〇・一七二
〇・六〇 〇・二二六
〇・六五 〇・二八五
〇・七〇 〇・三四七
〇・七五 〇・四一三
〇・八〇 〇・四八二
〇・八五 〇・五五三
〇・九〇 〇・六二六
〇・九五 〇・七〇〇
一・〇〇 〇・七七五
備考
 船の長さの中央における型基線から貨物艙等の下端までの垂直距離を船の長さの中央における型深さで除した値がこの表に掲げるものの中間にあるときは、一次補間法により値を算定する。
 psyは、次の表の上欄に掲げるy/bsの値に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる算式により算定した値。ただし、一を超える場合にあつては、一とする。
y/bs psy
〇・〇五未満 (24.96-199.6(y/bs))×(y/bs)
〇・〇五以上〇・一〇未満 0.749+(5-44.4((y/bs)-0.05))×((y/bs)-0.05)
〇・一〇以上 0.888+0.56((y/bs)-0.1)
備考
 一 yは、船側外板から貨物艙等の側面までの船体中心線に直角に測つた水平距離の最小値(メートル)
 二 bsは、夏期満載喫水線以下における最大の船の幅(メートル)

変更後