薬物使用

薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの画像を使わせて頂きました。問題がある場合はご連絡下さい。

当サイトの9月更新で薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律が登録されたので、この法律を読んでみました。

第1条(趣旨)

この法律は薬物使用の罪の再犯を防ぐのが目的です。刑法の特別法です。

第2条(定義)

「規制薬物」と「薬物使用等の罪」の定義をしています。

規制薬物等

  • 覚せい剤
  • 麻薬
  • あへん
  • けしがら
  • 大麻
  • 興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する毒物及び劇物

薬物使用等の罪

  • あへん煙の吸食(未遂含む)
  • あへん煙を所持(未遂含む)
  • あへん、けしがらの所持、使用(未遂含む)
  • 大麻の所持(未遂含む)
  • 興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する毒物又は劇物(これらを含有する物を含む。)の摂取、吸入、所持
  • 覚せい剤の所持、使用(未遂含む)
  • 覚せい剤原料の所持、施用(未遂含む)
  • 麻薬の所持、施用、施用を受ける(未遂含む)

第3条(刑の一部の執行猶予の特則)

第3条は読み替え規定なので、読み替えしてみます。

刑法第27条の2第1項

次に掲げる者が三年以下の懲役又は禁錮の言渡しを受けた場合において、犯情の軽重及び犯人の境遇その他の情状を考慮して、再び犯罪をすることを防ぐために必要であり、かつ、相当であると認められるときは、一年以上五年以下の期間、その刑の一部の執行を猶予することができる。

読み替え後

薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律(平成二十五年法律第五十号)第二条第二項に規定する薬物使用等の罪を犯した者が、その罪又はその罪及び他の罪について三年以下の懲役又は禁錮の言渡しを受けた場合において、犯情の軽重及び犯人の境遇その他の情状を考慮して、刑事施設における処遇に引き続き社会内において同条第一項に規定する規制薬物等に対する依存の改善に資する処遇を実施することが、再び犯罪をすることを防ぐために必要であり、かつ、相当であると認められるときは、一年以上五年以下の期間、その刑の一部の執行を猶予することができる。

第4条(刑の一部の執行猶予中の保護観察の特則)

刑法では保護観察を付けることが出来るケースが

  • 前に禁錮以上の刑に処せられたことがない者
  • 刑の全部の執行を猶予された者
  • 執行を終わった日、又はその執行の免除を得た日から5年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない者

のように限られていますが、3条に当てはまる場合は、限定なく保護観察を付けることが出来ます。保護観察を仮解除することも出来ます。

第5条(刑の一部の執行猶予の必要的取消しの特則等)

この法律に当てはまる場合、次の場合には執行猶予の取消にはなりません。

  • 猶予の言渡し前に他の罪について禁錮以上の刑に処せられ、その刑の全部について執行猶予の言渡しがないことが発覚したとき。

刑法第27条の5第1項は次のようになります

次に掲げる場合においては、刑の一部の執行猶予の言渡しを取り消すことができる。

  • 1号 猶予の言渡し後に更に罪を犯し、罰金に処せられたとき。
  • 2号 薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律第四条第一項の規定により保護観察に付せられた者が遵守すべき事項を遵守しなかったとき。

読み替え規定は実際に読み替えた方がやっぱり読みやすいですね(それでもややこしいですが)。今後の機能追加の課題としたいと思います。